前にオーダーで受けた新型ジムニーのレザーカバーがありましたが、その後オーダーを中止しておりました。




幾らか依頼されたこともあったのですが、すべてお断りしており何とかできないかと考えていました。

断っていた理由なのですが、私自身がジムニーを所有しておらず細かな調整ができないこと、何をするに際しても知り合いのジムニーを借りざるを得ず、製作を続けるのが現実的ではない、というのが理由でした。

ですが何とか試作品を製作して生産できる見込みが立ちました。

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出来るようになった理由ですが…、別にジムニーを買ったわけではありませんよ。

ジムニーのグリップパーツだけ手に入れてきました。このグリップが結構高かったです。


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製作するのはジムニー JB74/JB64型の助手席前グリップ、フロントドアのドアグリップ部分のカバーとなります。

ドアグリップは運転席・助手席は左右の別はあれど、カバー範囲に差が無いので運転席側のグリップで調整しております。


こちらのコンセプトとしては、簡単に取り外し可能であるという性質上、一度つけたら微動だにせずというわけではありません。(ゆるゆるではありませんが、ある程度動きます)

簡単な取り外しとなるとホック系を使用しているためですが、微動だにせずのキツサにすると使用時にホックがはじけてしまうためでもあります。

カバーが微動だにしてもいかん、という方は縫い付け型か純性を購入することをお勧めします。


今回の試作品で使用したのはピット槽鞣しのオイルヌメ ブラウン 1.8mmの革を使用しています。オイルヌメですが表面はさらりとしています。


助手席前のグリップですが、以前の物は後ろの側でホックないしは面ファスナーで止める形でしたが、今回の試作品では前側にホックで止めるようにしています。

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ホックも一つのデザインとして考えてこのデザインになりました。

ちなみに裏側はこのような感じになっています。これも通常は見れない写真ですね。

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裏側のでっぱりに合わせて穴を開けています。

ドアグリップの方ですが、こちらは装着するとこのような感じになります。

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こちらも裏側から見るとこういった感じです。

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コバ部分はすべて磨き処理をしています。

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さて試作品という事で、ここからは仕様に関してのお話です。

実はこれ試作品という事で、フルスペックでない部分と冗長性が多い部分とがあります。

フルスペックでない部分ですが、ジャンパーホック部分を別のデザイン性のあるホックを使用することを検討しています。

これは手前側にホックを持ってきたことも関係しているのですが、ホックを一つのデザインとして考えると、よさそうなホックがあったので製品版ではそのホックを使用することを考えています。

多分このホックを使ったグリップカバーは初めてではないかな?と思います。


ただ価格が高いため、希望により通常のジャンパーホックに変更も可能にしたいと思います。


冗長性が多い部分というのはカバーの裏面を見ていただくと分かります。

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両側に黒いテープ、ホックの下にフェルトがありますが、製品版の際にこれをどうしようかと考えています。

フェルト部分はキズ防止に装着していますが、ドアグリップの方でフェルト無しで装着させてぐりぐりと動かしたのですが、グリップ側に特段キズが付かなかったので必要かな?というところです。

あとフェルトではなくても、薄い端革を丸く打ち抜いて貼り付けるだけでもいいかな、とも考えています。これは購入者側の選択オプションにするかもしれません。


黒いテープ、これは今までも紹介したようなセラフィーニテープになります。

時計のベルトなどでよく仕込んであるのですが、これを裏もしくは中に貼って縫い付けると伸び止めの補強となります。

手で引っ張っても伸びず千切れない丈夫な物なのですが、試作品ではアシストグリップの中央の穴周辺とサイド部分に張り込んでいます。

ただ、時計ベルトなどと違って常時引っ張られたり、可動していたりというわけではないので伸び止めが必要かな?、と疑問が残るところです。

セラフィーニテープなしのステッチのみでも良さそうですし、使う革によってはステッチすらなくても大丈夫な気がします。

この部分は製品化の初期型ロットの間にいろいろ変更する可能性があります。


後、ステッチ自体も今は手縫いですが、これまでの製品とは違い、縫い付けた部分に負担が掛かる物ではなく、かつ解れたとしても使用に支障が生じる事が無いため、ミシン縫いに移行する可能性があります。

結構、手縫いにかかる時間が長く、価格上昇の要因になっているので、ミシンでできれば負担が減ります。ぶっちゃけ、ミシン縫いならばセラフィーニテープを使用したとしても余裕でお釣りが来ます。


ということで、試作品 ジムニー内装用カバーの紹介でしたが、こちらの試作品ですが、しばらく製品化用の型取りや改良点を洗うのに使用して、その後に1円スタートでオークションに出してみようと思います。


その時は興味のある方は、ぜひご覧ください。


ちなみにこの試作品をどうしても早く欲しいという方は連絡いただければお譲りは可能です。ただ1円でというわけにはいかないので、ある程度の金額+実装着時の写真など頂ければという条件でになりますが…






色々とレザークラフトで作ったものやたまに掘り出し物なども出していますので、よろしければご覧ください。


また、在庫にある革でロールペンケースを作って欲しい、という方おられればメッセージを頂ければ対応しますのでどうぞ。

また、出品予定もしくは出品中の物はブログからご連絡いただければ、直接販売もできますので、ご希望の方はどうぞ。

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それでは。