今回は新しく作るのではなく、修理依頼の紹介です。

ということでトロイカ鈴(熊鈴)の修理品になります。もともとの物は親から受け継いだ熊鈴だったのですが、手入れがしてなく革がボロボロで鈴の部分だけ移して、新しく製作できないかという依頼でした。

ということで完成品がこちらになります。使用したのは姫路サドルレザー チョコ、縫い糸はUSシニュー糸 ナチュラルです。

IMG_5650

鈴部分はご依頼者が取り外して、ピカピカに磨き上げたものをお預かりして製作しています。

元々の熊鈴を製作したメーカーさんはすでに辞めており、鈴も鋳造ではなく真鍮の塊から打ち出して製作された鈴だそうで、今では貴重な物のようです。

ご依頼者の希望で「とにかく頑丈に、カラナビとベルト両方に使える2wayで」という事で、この様な形状になりました。

本体は1.5mm厚の物を2枚張り合わせて縫い上げています。それを上下でカシメを打ってDカンとベルトの両方にタイプできるようにしています。

IMG_5654
IMG_5657

既製品の有名メーカーさんの物を見るとベイカー社のブライドルレザーの1枚革仕立てが最上級になっていました。

私もベイカー社のブライドルレザーを持っていますが、1枚よりも2枚重ねでシニューで縫い合わせた方が丈夫な物になります。・・・あと手間も倍以上になります…

頑丈さでいえばこれを壊そうと思うと事故レベルの状態だと思うので身体の方が大変な状態になると思います。

鈴の根元部分に関してはメーカーさんの物を参考にしました。革と鈴が隣り合うと音が吸収されるため、根元に台座をひいて音の響きが良くなるように工夫しました。

IMG_5655

こちらは渓流釣りに使われるという事で鈴本体も真鍮製なので金具もすべて真鍮にしています。

音の響きもいい具合になっているのでご依頼者の方にも満足していただけたようです。


こちらはこれから納品になります。


色々とレザークラフトで作ったものやたまに掘り出し物なども出していますので、よろしければご覧ください。

また、出品予定もしくは出品中の物はブログからご連絡いただければ、直接販売もできますので、ご希望の方はどうぞ。



それでは、また。